■怒られると引きずってしまい、前向きになれない
■HSPでも、仕事に前向きになりたい!
HSPが仕事をする上で、「仕事の遅さ」に悩んでしまう方が多いです。
少し周囲より遅いだけで怒られ、仕事に自信を無くしてしまう人もいます。
私はHSS型HSPですが、
不特定多数のお客さんの相手をしつつ、自分の仕事スピードも求められる接客業をこなしてきた経験があります。
そこで本記事では、下記3点をご紹介します。
- HSPの仕事が遅い2つの理由
- 仕事の遅さを放置すると、仕事が辛くなる
- HSPの仕事の遅さを解決する3つの方法
今回の方法は、簡単にどなたでも出来る方法ですので、是非取り組んでみてください。
HSPの仕事が遅い2つの理由
まずは、なぜHSPは仕事が遅くなってしまうのかをご紹介します。
HSPの仕事が遅い理由は、主に2つ考えられます。
- 物事を深く考えてから行動している
- 完璧主義のため
物事を深く考えてから、行動しているため
HSPの仕事が遅くなる理由は、深く考えた後に行動しているためです。
社会になると、勤務時間内でいかに効率良く仕事をこなせるかが求められます。
そのため
- 動きながら考えたり
- マルチタスクをこなす必要があります
しかし、HSPの場合は、考えてから行動しているので遅れてしまうのです。
その理由として、HSPには、物事を深く考えるという特徴があります。
HSPが仕事に取り組む時は、
- まず、何から始めるか
- 社内外への連絡はいつするか・しても良いか
- 1つの問題を解決するまで、他が手につかない。
など、行動より考えることが優先になりがちです。
HSPは、マルチタスクが苦手なので仕方ないのですが、仕事スピードを求める時は、行動を意識すると良いでしょう。
完璧主義のため
2つ目の理由は、完璧主義のためです。
HSPには、完璧主義の人が多いと言われており、一度請け負った仕事は、最後までしっかりやりたいと考えます。
例えば
- 細かい所までこだわったり
- 確認事項を何回も確認したり
- 雑に終わらせるのは納得できなかったり
1つの仕事を終えるのに、とても時間が掛かります。
そのため、仕事が遅くなり、上司に「もっと早く出来ないの?」と怒られてしまうのです。
自己肯定感が低いと、自分の発言や行動に自信を持つことが出来ません。
仕事でも同様に
- しっかり出来ているか不安になったり
- ミスをして怒られないか
ということに、怖がってしまっているのです。
こちらの記事では、HSPの完璧主義について詳しくご紹介しています。
まだ読んでないよ、という方はチェックしてみてください。
仕事の遅さを放置すると、仕事が辛くなる
仕事が遅いままにしていませんか?
放置しておくと、仕事が辛くなり、辞めるキッカケになることがあります。
入社した当時は、「まだ仕事に慣れていないから」と指導してもらえます。
しかし、1年2年…と続けて行くと、言葉も強くなり「仕事が出来ない人」と思われてしまいます。
さらにHSPの場合は、特に注意が必要で
- 仕事が遅いことに思い悩んだり
- 怒られたことに落ち込んで、引きずってしまったり
気持ちを直ぐに切り替えることが出来ません。
そのため、仕事に対して前向きになれず
仕事に行くことが辛くなったり、辞めたいと思ってしまう原因になるのです。
社会から離れると、復帰しにくい
HSPの人が、仕事を辞めて社会から離れてしまうと、復帰しにくくなります。
既に仕事で辛い経験をしているので
- 新しい仕事が自分に出来るのか不安になったり
- また、怒られて人間関係で悩んでしまうのではないか
など、仕事選びの段階で足が止まってしまうこともあります。
社会から離れている時間が長ければ長い程、戻りにくくなります。
HSPの仕事の遅さを解決する3つの方法
ここで、HSPの仕事の遅さに悩まない方法をご紹介します。
・失敗を怖がらない、考え方と自己肯定感を身に着ける
・HSPに合った仕事を選ぶ
マルチタスクの練習をする
マルチタスクをこなすことで、仕事のスピードのアップが期待できます。
HSPは、マルチタスクが苦手と言われていますが、練習することで徐々にこなせるようになります。
- やるべきことを書き出す
- 優先順位を付ける
- 今取り組むべき1つのことに集中する
HSPは、頭で考えることが得意な分、メモに書き起こしたりせずに、全て頭で処理しようとします。
そのため、頭も心も限界以上にすぐにパンクしてしまいます。
まずは、やるべきことを書き出した後、優先順位をつけ、今やるべき1つだけに集中する練習をしましょう。
他のことが気になったら、意識的に1つのことに集中することが大切です。
HSPがマルチタスクをこなせない原因やこなす方法について、詳しくはこちらの記事で紹介しています。
失敗を怖がらない、考え方と自己肯定感を身に着ける
2つ目の方法は、完璧を求めて仕事が遅くなるという方におすすめです。
HSPが、失敗を怖がらずに行動するためには
「失敗はデータ」という考え方と「自己肯定感」を高めることが大切です。
そもそも失敗は、恥ずかしいことではありません。
失敗とは、今自分がやっている方法では上手くいかないということを、教えてくれています。
それなら、他の方法を試そう!と考えれば良いのです。
しかし、HSPは自己肯定感が低いために
人目が気になったり、なんて思われるか不安になったりして、怖がってしまっています。
自己肯定感を高めるためには、成功体験を持つことが大切です。
成功体験は
- 自分の挑戦したいこと
- 過去に、挑戦したかったけど諦めてしまったことなど
小さなことで構いません。
やれば出来たという経験が、HSPの自己肯定感を高めてくれます。
失敗が怖くなくなれば、仕事もプライベートもどんどん楽しめますよ(^^)/
自己肯定感を高める成功体験について、こちらの記事で詳しく紹介しています。
HSPに合った仕事を選ぶ
仕事の遅さをカバーする上で、HSPに合った仕事を選ぶことは、とても大切です。
もし、合わない仕事を選んでしまえば
仕事の遅さのみならず、仕事に対してもネガティブになってしまいます。
例えば、接客業は合わないと言われています。
接客業は、不特定多数のお客さんが来るタイミングや要望に合わせて、気を配り続けなければなりません。
売場での仕事の遅さは、そのままクレームに繋がってしまいます。
一方で、HSPに合う仕事なら能力を活かした働き方が可能です。
HSPに合った働き方については、こちらの記事で詳しく紹介しています。
是非チェックしてみてください。
【HSPの働き方10選】HSPの自分に合った働き方の見つけ方
まとめ
ここで本記事の内容をまとめます。
■HSPの仕事が遅い2つの理由
- 物事を深く考えてから行動している
- 完璧主義のため
■仕事が遅いまま放置すると、仕事が辛くなる
■HSPの仕事の遅さを解決する3つの方法
- マルチタスクの練習をする
- ミスを怖がらず行動出来るように練習する
- HSPに合った仕事を選ぶ
今回ご紹介した方法は、全てHSS型HSPの私自身が行っている方法です。
この方法を実践したことで、気持ちも軽く仕事に迎えるようになりました。
HSPの仕事の遅さは、練習や考え方次第で、誰でも乗り越えることが出来ます。
まずは、1つずつで大丈夫。
ゆっくり取り組んでみてください。
今より楽に、仕事にプライベートに何でも取り組めるようになるはずです。