■罪悪感を和らげる方法を教えてほしい!
休みの連絡に、友人との遊びの誘い。
誘ってもらえたり、頼まれたりすることは大変嬉しく思いつつも、HSPは断ることに罪悪感を感じてしまう人がいます。
HSS型HSPの私自身、しっかりとした理由がある時でも、断った後は罪悪感に襲われる経験を何度もしてきました。
しかし現在は、3つの方法を実践することで罪悪感を和らげ、気楽に人付き合いが出来るようになりました。
そこで本記事では、下記3点をご紹介します。
- HSPの罪悪感を和らげる方法 3選
- 断る時に、HSPが罪悪感を感じやすい4つの理由
- 罪悪感を解消するメリット
罪悪感を和らげることで、断るときはもちろん、気楽に人付き合いが出来るようになりますので、ぜひご覧ください。
断れないHSPの罪悪感を和らげる方法 3選
始めに、罪悪感を和らげる方法からご紹介します。
ここでご紹介する方法は、すぐに罪悪感を感じにくくなる方法から、このさき罪悪感を感じにくくなる自己肯定感の高め方まで幅広くご紹介します。
ご自分に合わせた方法で、取り組んでみましょう。
- 断るときは、フォローを入れる
- 自分と相手の都合を分けて考える
- 自己肯定感を高める
断るときは、フォローを入れる
お誘いや頼みを断る際についついやってしまいがちなのが、「すみません」や「~の理由があって…」など、断りの理由だけで終わらせてしまうことです。
このような断りの理由だけで終わらせてしまうと、断ったという気持ちだけが強く残り
- せっかく誘ってもらえたのに、悪いことをした
- 次、誘われないかもしれない…
などのような不安を感じ、罪悪感に襲われてしまいます。
そのため、罪悪感が辛くてどうにかしたい!と言う時には、
具体的には
- 誘ってくれてありがとう
- 手が空いている時は手伝いますので、また声かけてください
など、一言二言で大丈夫です。
フォローの言葉を入れると、断ったという罪悪感ではなく、前向きな気持ちで終えることができるので
- 自分も、次に気持ちを切り替えることができ
- 相手も、また声を掛けやすくなります
この方法は、仕事やプライベート問わず使える方法ですので、断ると罪悪感を感じるという人は、試してみてください。
自分と相手の都合を分けて考える
相手の気持ちを考えると断れなかったり、断っても罪悪感を感じてしまう人は、自分と相手の都合を分けて考えましょう。
相手の頼みを断れない、断っても罪悪感を感じてしまうという人は、
- 頼ってもらえたんだから、断るのは申し訳ない
- 断ったら、相手が困ってしまうかもしれない
など、相手の都合を優先して考えてしまっていることが多いです。
しかし、上記はあくまで相手の都合であり、自分にやるべきことや断る理由があるのなら、自分と相手の都合を分けて考えることが大切です。
相手には相手の都合があるように、自分にも自分の都合があるのは普通のことですよね。
その上で、もし時間に余裕が合ったり自分に出来ることだった場合には、手伝ってあげると喜んでもらえるのではないかと思います。
自己肯定感を高める
3つ目の方法は、根本的に罪悪感を和らげる自己肯定感の高め方をご紹介します。
おすすめの自己肯定感の高め方は、成功体験を持つことです。
私自身、今でこそ自分の行動に自信を持てるようになりましたが、以前はことあるごとに罪悪感を感じていました。
- 自分のやりたいことしても、本当に良かったのかと罪悪感を感じ
- 相手の頼みを断れば、相手が気になり仕事が手に就きませんでした
そして、このように罪悪感ばかり感じていると、「HSPだからダメなんだ…」と、生きづらさまで感じるようになってしまいました。
しかし、そんな自分を変えてくれたのが、自己肯定感を高めてくれた北海道への1人旅です。
1人旅へ行く前は、自分に自信がなくやりたいことも諦めたり、やりたいことをしても本当に良かったのかと罪悪感を感じていましたが、
1人でプランを考え、北海道に行き、終わってみると、「自分でもやればできる!」という自信を手に入れることが出来ました。
今になって考えると、私が罪悪感を感じていたのは、自分の行動や発言に自信を持てなかったために、
「その判断は、本当に正しかったのか?」という、後悔にも似た罪悪感を感じているのだと実感しました。
私の場合は、1人旅が自己肯定感を高めてくれるキッカケとなりましたが、1人旅以外でも大丈夫です。
自分がやりたかったけど諦めてしまったことや挑戦したいことなど、小さなことでも大丈夫です。
「できた!」という成功体験が自分の自信に繋がるので、罪悪感を感じにくくしてくれます。
しかしながら、記事を読むだけでは罪悪感を感じにくくはなりません。
罪悪感を感じやすい自分を変えられるのは、自分だけなので、ぜひ自分に合う方法で取り組まれてみてください。
【なぜ?】HSPが罪悪感を感じやすい3つの理由
HSPの人が罪悪感を感じやすいのには、HSPならではの理由があります。
罪悪感を感じやすい理由を知ることで、より適した対処法を見つけやすくなりますので、チェックしていきましょう。
- 考え過ぎによる恐怖心
- 自己肯定感が低く、自信を持てない
- 他人を優先し過ぎている
考え過ぎによる恐怖心
HSPの高い思考力は、時にメリットにもデメリットにも働くことがあります。
良い方向へ考えが向くと、他の人が思いつかない表現やアイデアを出すことも出来ますが、
1度悪い方向へ考えが向いてしまうと、自分ではどうしようもないくらいに焦ったり、恐怖心に襲われてしまうこともあります。
記事を書く上で、罪悪感を感じるというHSPの人のお話を伺っていても
- お金を使った後、将来が不安になる
- 誘いや頼みを断った後が怖い
などのように、〇〇した後や将来への恐怖心から、罪悪感を感じている人が居ました。
このように恐怖心から罪悪感を感じてしまうという人は、罪悪感を感じないために自分を追い込んでしまうことも考えられますので、対処法を見つけておくと気楽に過ごしやすくなるかと思います。
自己肯定感が低く、自信が持てない
「HSPの罪悪感を和らげる方法」の項目でもご紹介したように、自己肯定感が低いことによって、罪悪感を感じてしまうことがあります。
HSPの人は特に、この自己肯定感が低いと言われており
- 自分の発言や行動に、自信を持てなかったり
- 人目や人の言葉に左右されてしまうことが多いです
そのため、人からの頼みを断る場合だけでなく、自分が行ったことに対しても罪悪感を感じてしまいます。
しかし、自己肯定感は上記でもご紹介したように、高めることが出来ます。
もし、ご自分の罪悪感の理由が自己肯定感の低さでしたら、成功体験を持つことで高められますので、取り組んでみてください。
他人を優先し過ぎている
HSPの人で、ついつい自分のことより他人を優先してしまうという人は、多いです。
それもそのはずで、HSPは人の気持ちを繊細に感じ取りやすいため、困っている人にも気付きやすく手伝いたくなってしまいます。
実際にHSPの人のお話を伺っていても
- 困っていることを感じ取ったり
- 断った後のことを考えて断れなかったり、断っても罪悪感を感じたり
というお話をよく耳にします。
人が困っていることにすぐ気づくことができ、手を差し伸べることが出来るのは素晴らしいことですが、行き過ぎると自分が辛くなってしまいます。
なので、気付きやすいからこそ自分に出来るのか、自分に目を向けることが大切なのではないかと考えます。
【落ち着いた生活へ】罪悪感を和らげるメリット
罪悪感は時間とともに薄れてしまうため、罪悪感を感じては薄れての繰り返しをしてしまうことがあります。
しかし、ことあるごとに罪悪感を感じてしまっては、落ち着いた生活から、かけ離れてしまうかもしれません。
そこで、精神的に落ち着いた生活を送るために、罪悪感を和らげるとどのようなメリットがあるのか確認しておきましょう。
気楽な人付き合いがしやすくなる
罪悪感を和らげるとHSPにとっての課題ともいえる、気楽な人付き合いがしやすくなります。
罪悪感1つで気楽に付き合えるの?と思われるかもしれませんが、罪悪感を感じる理由は主に
- 恐怖心
- 自己肯定感の低さ
- 他人を優先し過ぎてしまうこと
によるものなので、罪悪感を感じて他人を気にし過ぎなくて済むだけでも、とても楽な気持ちになります。
例えば
- 友人との会話1つとっても、「あの言葉で、傷つけてないだろうか…」と不安になりにくく
- 断ると罪悪感を感じるから断れないという悩みも、悩むこと自体少なくなります
このように、罪悪感を和らげることで、精神的に落ち着いた生活を送りやすくなり、自分にとっての生きやすさにも繋がります。
まとめ
それではここで、本記事の内容をまとめていきます。
■HSPの罪悪感を和らげる方法 3選
- 断るときは、フォローを入れる
- 自分と相手の都合を分けて考える
- 自己肯定感を高める
■【なぜ?】HSPが罪悪感を感じやすい3つの理由
- 考え過ぎによる恐怖心
- 自己肯定感が低く、自信を持てない
- 他人を優先し過ぎている
■【落ち着いた生活へ】罪悪感を和らげるメリット
- 気楽な人付き合いがしやすくなる
今回ご紹介した方法は、全て私が実践して効果があったものをご紹介していきました。
自己肯定感を高める以外の方法は、すぐにでも取り組める方法ですので、出来るものから取り組んでみましょう。
また、少し手間はかかるかもしれませんが、自己肯定感を高めると根本的に罪悪感を和らげることが出来ます。
本記事が、同じHSPの人や罪悪感を感じやすい人にとって、少しでも生きやすくなる手助けが出来れば幸いです。
ここまで、お読みいただきありがとうございました。