■HSPの妻を理解するには、どうしたら…
どんなに小さなことも、繊細に感じ取ることが出来るHSP。
このHSPという言葉が認知されるにつれて、「自分の妻もHSPだ」と気付く人が増えてきています。
しかし同時に、繊細過ぎるあまり、どのように接していけば良いの?という声も耳にするようになりました。
そこで本記事ではHSS型HSPの私が、
HSPではない男性の目線になって、HSPの妻との接し方をご紹介していきます。
本記事を読み終わる頃には、今までよりも気楽にパートナーさんと接することが出来るようになるかと思います。
【今から出来る】HSPの妻との疲れない接し方3選
始めに、HSPの妻との接し方からご紹介します。
ご紹介する方法は、全て今から始められることなので、出来ることから挑戦してみましょう。
- 会話の受け答えを丁寧にしよう
- 1人の時間を作ってあげよう
- 判断を急かさない
会話の受け答えを丁寧にしよう
妻との日常会話の時におすすめなのが、会話の受け答えを丁寧にすることです。
丁寧というのは、敬語にするという意味ではなく
- 聞く時には、妻の話に耳を傾けたり
- 話す時は、考えや気持ちを伝えようというものです
パートナーと長い時間を共にすると、言わなくても分かるでしょ?といった対応や適当な返事をしてしまうことがあるかもしれません。
HSPの人は、上記のような非HSPの人にとっては何でもないようなことも、重く受け止めてしまう面があります。
そのため、ちょっと気になることがあると
「気に障ること言っちゃった?」「嫌われているのかも…」と、悩んでしまいます。
しかし一方で、些細なことも繊細に感じ取れるということは、夫のちょっとした優しさも感じ取ることが出来ます。
毎日の会話の中でも、耳を傾けてくれた、向き直ってくれたというだけでも十分気持ちが伝わります。
会話の丁寧さを心がけると、妻に不安を与えることが少なくなり、スムーズに会話を進めることが出来るようになるので、試してみてはいかがでしょうか。
1人の時間を作ってあげよう
夫婦生活の中で、妻が過去のことを引きずったり、疲れ切っている姿を見て、何か力になれないかと悩んでいる方も居るかと思います。
このような時は、1人の時間を作ってあげることがおすすめです。
1人にするというと、放っておくような感じがして冷たく聞こえるかもしれませんが、HSPにとって1人の時間は
- 気を遣い過ぎて、疲れ切った気持ちを落ち着かせたり
- 体力を奪う光や音を避け、体力を回復したり
- 不安など、爆発してしまった気持ちを整理したり
など、また元気になるための準備をする時間なのです。
1人の時間を作ってあげる際は、「何かあったら声かけてね」など、1声かけてあげると、より安心しやすいかと思います。
また、その他の方法としては、自然と触れ合うこともおすすめです。
HSPは人一倍感受性が豊かなので、風を感じたり、雲が流れる様子を見ているだけで、気持ちが元気になることがあります。
ベランダから眺めたり、公園でゆっくりするなどもいいかもしれません。
ご自身のパートナーさんに合わせた方法で、お試しください。
判断を急かさない
夫婦で旅行を計画した時に、なかなか目的地が決まらないという経験はありませんか?
実は、この考えをまとめるのに時間が掛かるというのも、HSPの特徴の表れなのです。
HSPの人は、物事を決める時にあらゆる想定をした上で、答えを出そうとします。
旅行を例にすると
- 今の季節におすすめの場所は、他にないだろうか
- 費用が高過ぎないか
- 返ってきた後の家のことはどうしよう
など、たくさんのことを考え、さらに考えをまとめるのにも時間が掛かります。
HSPの人自身、考えることが遅いのは自覚していることが多いですが、焦らされてしまうと、落ち込んだり、心の余裕がなくなってしまうことがあります。
そのため、妻に判断をお願いする際は、焦らせずに「ゆっくりでいいよ」などの声掛けがあると、安心しやすいかと思います。
【情緒不安定になる理由とは?】HSPの妻の特徴
夫婦生活をしていると
- 妻が、ずっと考え込んだり
- 落ち着いているかと思ったら急に落ち込んだり、怒ったり
いったいどういう対応をすればいいんだろうと、悩まれている方も居るかと思います。
そこで、HSPの妻によくみられる特徴とその理由をご紹介していきます。
理由を知ることで、今まで以上に気楽に、妻と接することが出来るようになると思いますので、参考にしてみてください。
- 物事を抱え込みやすい
- 嫌われないように、頑張りすぎてしまう
物事を抱え込みやすい
HSPの女性の場合、何かしらの悩みが合っても、話さずに抱え込んでしまうことがあります。
理由として、人に頼り慣れていないということが考えられます。
HSPは、人のちょっとした変化に気付きやすいので、悩みを相談した後に相手が困ってしまったら、申し訳ないという気持ちでいっぱいになり、話せないという人が多いのです。
本当なら、話して共感を得たいと考える女性は多いのですが、大事に想っている相手だからこそ、言いだせないということもあるかと思います。
なので、読者さんから「何かあった?」など、気軽に話せる雰囲気を作ってあげると良いかと思います。
嫌われないように、頑張りすぎてしまう
自分の弱い面を好きな人に見せるのは、とても勇気がいりますよね。
HSPは特にこの傾向が強く、人に弱みを見せようとはしません。
その理由として考えられるのが、弱い自分を見せて嫌われたり、必要ないと思われるのが怖いからです。
HSPの人は、今までの学校や社会人経験などを通じて、人の気持ちを感じ取りやすい分、人目ばかり気にしてきたという経験があります。
この経験があるために、自分のことより人からどう思われているか、を優先してしまいます。
そのため、自分がどんなに疲れていようと、頑張りすぎた後に体調不良になると分かっていても頑張ってしまいます。
なので、家事を手伝うや失敗を責めないなど、精神的な支えになってあげるとパートナーも楽になるかと思います。
人目を気にしやすいHSPは、失敗を恐れる人が多いので、フォローの言葉を掛けてあげると、より安心しやすいかもしれません。
【簡単】HSPの妻を理解するポイント
HSPの妻を持つ男性のお話を伺っていると、よく「HSPを理解できない」というお言葉を耳にします。
確かにHSPと一言で言っても、人によって度合いや特徴の現れ方が異なるので、これが「正解」だという対応は、見つけにくいかもしれません。
そこで、どうしたらHSPの妻と気軽に接したり、HSPの妻を理解することが出来るのかポイントを紹介していきたいと思います。
HSPより、妻を分かろうとする気持ちを持とう
HSPは、その特性上
- 人の気持ちを感じ取る
- 感受性が豊かで、涙もろい
- 刺激に敏感で疲れやすい
など、HSP本人だけが感じ取れるものが多いです。
そのため、非HSPの人がHSPを完璧に理解しようとするのは、なかなか難しいところがあるかと思います。
実はHSP本人でさえ、自分がHSPだということに気づいてなかったり、分かってないこともたくさんあります。
そこで大切なのが、HSPより、妻自信を分かろうとする気持ちです。
具体的に
突然HSPという言葉を耳にして、「HSPは刺激に敏感」と言われても分かりにくいかと思いますが
妻は、換気扇の音を気にしたり、クラクションなど大きな音にビックリしやすい人と考えると、どうでしょうか。
HSPではなくても、クラクションのように大きい音にビックリしたという経験がある人は、「そういうことね」とスッと理解できたのではないでしょうか。
このように妻自身について考えると、「音を気にするなら、音楽の音量下げようかな」など、HSPの妻との楽な接し方が分かってくるのではないかと思います。
まとめ
それではここで、本記事の内容をまとめていきます。
■【今から出来る】HSPの妻との疲れない接し方3選
- 会話の受け答えを丁寧にしよう
- 1人の時間を作ってあげよう
- 判断を急かさない
■【情緒不安定になる理由とは?】HSPの妻の特徴
- 物事を抱え込みやすい
- 嫌われないように、頑張りすぎてしまう
■【簡単】HSPの妻を理解するポイント
HSPより、妻を理解する気持ちを持とう
なるべく難しい言葉は使わずに、HSPのパートナーとの接し方についてご紹介して参りましたが、参考になりましたでしょうか。
少しでもお役に立ちましたら幸いです。
ここまで、お読みいただきありがとうございました。